ペットロス専門士養成講座(ベーシック)
◎コース概要
担当講師 先崎直子(獣医師・ペットロス専門士〈トレーナー〉・グリーフ専門士 〈トレーナー〉)
ペットを家族同様に大切な存在として共に暮らす飼い主が多い現在、
死別による哀しみは大きなものとなっています。
なぜペットのことを大切に想うのか、ペットを失ったときの哀しみどのようなものなのか、
どのようなサポートが必要なのか、グリーフケアとしてのペットロスを深く理解し、
寄り添うための行動ができるようになる4日間の講座です。
ペットロス専門士養成講座の内容
項目 | 内容 | 時間H | |
DAY1 | ペットロスとは | ペットロスとグリーフ | 0.5 |
支援者として大事なこと | 守秘義務・心理職としての倫理観(臨床心理士倫理綱領を基準に指導) | 0.5 | |
哀しみの触れ方 | 敬話・敬聴の姿勢(6つのポイント) | 1 | |
人と動物の関係 | 飼い主さんにとってどんな存在かを知る | 1 | |
課題 | 動物たちの魅力的なところをレポート | 1 | |
DAY2 | ペットロスの特異性 | 公認されないグリーフ | 0.5 |
死別悲嘆の7つの局面(ペットロス) | 混乱・否認・怒り(罪悪感)・抑うつ・諦め・転換・再生 | 1 | |
ペットロスの4つの影響 | 感情・身体・社会・精神への影響を学ぶ | 1 | |
ノーマライズ技法と留意点(ペットロス) | 死別された方への実際の声がけと留意点を知る | 0.5 | |
課題 | 動物たちとの絆についてのレポート | 1 | |
DAY3 | 死生観の検討 | 多くの飼い主さんが抱く共通の死生観について考える | 0.5 |
ペットロスに影響する要因 | クライアントの背景に気づく | 0.5 | |
安楽死について考える | 安楽死を決断する飼い主さんの心理とサポート | 1 | |
安楽死の決断に影響する要因についての検討 | 安楽死の決断に影響する要因を考える | 1 | |
課題 | 最後の在り方を考える | 1 | |
DAY4 | ペットの供養 | 様々な供養と葬儀することの意義 | 0.5 |
ペットとの別れに向けての心の準備 | 看取りと供養のあり方を考える | 1 | |
看取りとリフレーミング技法 | 終末期から死別後までの事例から関わりを考える | 0.5 | |
望ましいサポートとは | ペットロスの5つのサポート | 1 | |
最終課題 | 地域の情報の調査と敬話・敬聴 | 1 | |
合計 | 16 |
講座はワンクリックで簡単にできる対面型のインターネット会議システム(ZOOM)で行います。
ペットロス専門士養成講座(ベーシック)講座日程
○2021年2月 月曜夜コ-ス 講師:先崎直子
第1回 2月 1日 (月) 19時30分~22時30分
第2回 2月 8日 (月) 19時30分~22時30分
第3回 2月15日 (月) 19時30分~22時30分
第4回 2月22日 (月) 19時30分~22時30分
○2021年3月 月曜夜コ-ス 講師:先崎直子
第1回 3月 1日(月) 19時30分~22時30分
第2回 3月 8日(月) 19時30分~22時30分
第2回 3月15日(月) 19時30分~22時30分
第2回 3月22日(月) 19時30分~22時30分
*進行状況により、終了時間が30分ほど長引く場合があります。
*講義は全てオンライン会議システム(ZOOM)を使用いたします。
*お申込み時に簡易式の入学審査があります。
現在、精神科クリニック、心療内科に通院中で、
抗うつ剤、精神安定剤を服用されている方は原則参加できません。
*ご不明点があればご相談をお受けいたします。
また自分以外の多様な価値観、死生観を認められることができ、
どなたとも仲良くできる方のみにご参加いただいています。
参加費50,000円(税別)
*入学不可の場合はご返金いたします。
*認定には課題の合格が必要です。
お申し込みはこちらから
https://grief-school.net/mousikomi/
詳細はお申込み後にご連絡いたします。
ペットロスの深さを改めて理解できた
●講座でどの内容が心に残りましたか (3つあげてください)
1「あなたにとってペットとはどんな存在でしょうか?」という質問から
自分とペットについて改めて考えたり、他の人の話を聞けたことはとても興味深かった。
2 ペットロスの特異性
3 ペットロスに影響する要因
●この講座に参加して、どのように感じましたか
人と人との関係では得られない人とペットの関係があることや、
多くの人がペットを家族の一員として一緒に暮らしていることによる
ペットロスの深さを改めて理解することができた。
ペットと言っても小動物から大きな動物まで様々で、
それぞれ動物特有の可愛さやその動物を飼っている人が大事にしている気持ちを知ることができた。
家族の絆にペットが大切な役目をしていることも知った。
●今回の学びをこれからどのように活かしたいですか
ペットロスを抱えていらっしゃる方たちの気持ちを理解し、
より適切な対応や少しでも支えられるよう力を尽くしたい。
またペットロスに対する理解を社会に広めたい。
カウンセラー N・Mさん
初めて体系的にペットロスを学んだ
ペットロス専門士(受講生の声)
●講座でどの内容が心に残りましたか (3つあげてください)
一つ目に印象に残った内容は、ペットに対する安楽死についてである。
以前より、日本では動物にのみ適応されている安楽死と、遺族へのかかわりに関心をもっていた。
安楽死に対する価値観は欧米と日本で大きな違いがあることを理解できた。
日本人は、安楽死に対する決断に葛藤を抱く傾向にあり、死生観や死に対する価値観が影響しているものと感じた。
私のペットに対する安楽死の基準は、〝十分な医療を施しても、苦痛を取り除くことが不可能な状態〟である。
ペットは言語を用いてコミュニケーションを図ることができない。
そのために決断に迷ったり、後悔の念を抱き続けると考える。
安楽死を施行する場合、施行しない場合に関わらず、どちらも罪悪感が残ることが分かった。
そのため、どちらの選択をしても、尊重し、気持ちの揺れに寄り添うことが重要であると考えた。
二つ目に印象に残った内容は、ペットロスの特異性についてである。
ペットロスの相談を友人から受けることがあるが、その都度公認されない悲嘆に苦しんでいる様子が伺えた。
人とペットの死を比較され、ペットの死を軽視された経験をもつ人が多い現状を目の当たりにした。
今後は、ペットとクライアントの関係性を尊重し、哀しみに寄り添えるようになりたいと強く感じた。
三つ目は、講師や受講生との意見交換を通して、多様な価値観に触れることができたことである。
実際にペットロスに苦しんだ方々の思いや経験を聞くことで、ペットロスへの理解を深めることができた。
●この講座に参加して、どのように感じましたか
講師の方の臨床経験を踏まえた講座はとても分かりやすく、具体的に学ぶことができた。
また、受講生と思いの共有ができ、それぞれの経験や思いを知ることができた。
初めて体系的にペットロスを学んだが、今回の学びを通して、ペットロスへの理解が深まった。
●今回の学びをどのように活かしたいですか
臨床で看護師として働いており、入院中の患者からペットに関する思いを聞くことがある。
そのため、その思いに寄り添えるようになりたい。
また、友人からペットロスの相談を受けることもあるため、今回の学びをもとに敬聴をこころがけたい。
今後もペットロスに関する学びをに対して自ら積極的に取り組んでいきたいと考える。
看護師 E・Tさん
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あなたと直接お話しできるのを楽しみにしております。
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