受講生の声

静岡県 山下啓代さんグリーフ専門士養成コース(ベーシック)

どうしてグリーフケアスクール(専門士養成コース)に参加したいと思われましたか
私自身、昨年7月に義母を亡くしその時にしていた仕事が出来なくなってしまい、一旦離職しています。それまで、自分は精神的に参る性分ではないと思っていましたが、自分自身ではどうしようも出来ない感情に困惑し翻弄され不安に押しつぶされそうな体験をして、同じような体験をされている人の気持ちを少しでも理解したいと思ったことがきっかけです。また、現在、在宅医療の現場でお看取りの場に遭遇することが多い仕事をしており、患者様やそのご家族の不安や気持ちの変化の理解を深め、寄り添いたいと思ったからです。
参加してどのように感じましたか。心に残ったことを3つあげてください。
・先ずは、ご縁をいただき一緒に4日間学ばせていただいた受講生の皆さまに感謝です。直接グリーフ体験を聴かせていただく機会はない中で、いろいろと聴かせていただけたことはとても貴重な経験となりました。ありがとうございました。
・グリーフケアということで、「手法が学べる」…と思って参加しましたが、この講座は、そのような軽い感覚ではないと感じています。教えていただいたことは、人として自分自身のこの先の豊かな人間性(人格)の形成に必要なことばかりで、あらためて相手や周りの人を思い遣り敬うことの大切さを知ることができました。
・「3つのS」が、難しいけれどすぐにでも出来る関わり方で常に意識したいと思いました。あと「人は死んだらどうなるのか」という質問を受けた時の関わりも具体的で分かりやすかったです。
今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
先ずは、一番近くにいる家族(夫や息子)に対して、日頃から「敬話敬聴」を心がけていきたいと思います。近い存在であればあるほど、身勝手なふるまいをしがちなので、そこをあらためていきたいと思います。仕事において、グリーフを経験した人、またこれからするであろう人と接することが多いので、学びを活かして同行者という立ち位置でお役に立てたらと思っています。いつか、小さなグリーフケアカフェのようなものを地元で開催できたらとも思っています。
TOP