徳島県 Y.Tさんグリーフ専門士養成コース(ベーシック)
- どうしてグリーフケアスクール(専門士養成コース)に参加したいと思われましたか。
- 私は以前にターミナルケア・グリーフケアについて講座などで学び、ホスピス施設、子どもさんの専門病院、小学校のなかよし学級、年配の方が通われるデイサービスでのボランティア活動を通じて多くの方々に接する機会を与えていただきました。
また夫の両親や私の叔母、父を亡くした喪失体験からも多くのことを学ばせていただきました。
残念ながらコロナ発生に伴い活動が停止となり、その後、母屋の隣へと移住した地域も山間地という環境であり、これまでのような活動をすることができない状況に至りました。
その中にあっても、やはりグリーフケアの学びを深めたいという思いが湧き、環境的に通学は難しいためオンラインで学べる場を探し、貴協会が主催なさっているグリーフケアスクール(専門士養成コース)の主旨とカリキュラムを拝見して参加したいと思いました。
- 参加してどのように感じましたか。心に残ったことを3つあげてください。
- ・1つ目はまず井手敏郎代表のグリーフケアに対する思いと精神に感銘を受けました。スクールの設立者であり公認心理師というお立場であっても教え導くというのではなく、クライアントさんの大切なお話を聴かせていただいてありがとうございますという「敬話敬聴」で接しておられることに深く感じ入りました。今回の講座・フォローアップ講座そして「グリーフケアの時代に」を通じ、敏さんの繊細で優しいお人柄、真の強さと少年のような純粋さ、真摯なご姿勢を感じられました。そしてグリーフケアの基本となる大切な精神を専門士の皆さまも継承していらっしゃることが強く心に響きました。
・2つ目は最初に伝えたいこととして、感じる・わかる・できるという、グリーフケアとは何なのかについての知識と大切な心構え、実践的な技法を教えていただけたことです。
・3つ目はアドラー心理学を軸とした、より良い関わりを目指しておられることです。シンポジウム動画で岩井俊憲先生の基調講演を拝見しました。アドラー心理学はグリーフケアの学びを深めるため、そして人生の歩みに必要な心理学であり人間学であると思いました。
- 今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
- 今回教えていただいた多くの学びを自身と家族、地域の方々に役立てることができれば幸いです。
お気に入りアニメ「鬼滅の刃」のセラピストの様なお館様ではなく炭治郎のように友人として自然に寄り添い、その人が自分らしい人生を歩んで行く傍らの同行者でありたいと思っております。この度は貴重な学びをいただき心より感謝申し上げます。