受講生の声

埼玉県 椙田静香さんグリーフ専門士養成コース(ベーシック)

どうしてグリーフケアスクール(専門士養成コース)に参加したいと思われましたか。
苦しさを感じている人が少しでもラクな気持ちになれるようなサポートがしたい、そんな気持ちから対人支援をセカンドキャリアとして考えるようになり、メンタルヘルスカウンセラーやコーチ、キャリコンの学びを続けていました。
その気持ちに変わりはありませんが、今年2月に父が他界し、私自身が複雑な気持ちを抱える中で、なかなか人に話せない、でも話さないことで苦しさが増していく…そんな経験をしたことがきっかけでグリーフケアに関心を持つようになりました。
グリーフケアについて調べたり、話を聞いたりする中で、グリーフは誰にとっても起こりうることであり、そのケアはとても大切なことだとわかり、より深く学びたい、私もグリーフケアに関わりたい、そんな想いが強くなり、参加したいと思いました。
参加してどのように感じましたか。心に残ったことを3つあげてください。
・とても温かく、安心できる場だということが一番印象に残っています。このような場、そのものがグリーフケアにつながるのだと感じました。
・グリーフは死別だけでなく、大切な人/場所/モノ/役割などを失ったときに感じるものであり、人生はグリーフの連続だということがとても衝撃でした。その視点で自分の人生を振り返ったとき、たしかにグリーフの連続であり、その時に適切な対処ができていたら…、少なくとも知識があったら…、苦しい時間は短かったのかもしれないと感じました。
・誰一人として同じグリーフを感じている人はいない、そのことを改めて強く感じました。誰を(なにを)失ったのか、関係性はどうだったのか、そのことをどう捉えているのか…ひとりひとり異なるからこそ、敬話敬聴が大切であり、相手に寄り添うことになるのだと思いました。
今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
まず、自分のグリーフを自覚し、セルフケアしていきたいと思います。父の死別が学びのきっかけでしたが、子どもの頃からのさまざまなグリーフが自分にあり、その中には向きあってこなかったグリーフもあると気づいたので、まずはそこからだと思っています。
その上で、相手の方の話を聴くときに「グリーフ」という視点を持つことで、より多面的に相手の方を捉えられるようになると考えています。
現時点ではグリーフケアの基礎的な部分しか学べていないと感じていますので、今後、さらに学びを深めていき、他者のグリーフに寄り添える人になっていきたいと感じています。
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