受講生の声

千葉県 M.Sさんグリーフ専門士養成コース(ベーシック)

どうしてグリーフケアスクール(専門士養成コース)に参加したいと思われましたか。
私はアニマルコミュニケーターをしています。
これまでたくさんの動物達・飼い主さんと、喜びと悲しみを共有してきました。そしてペットロスの深い森から出られず、苦しんできた方々を前にして、自身の無力さを何度も感じてきました。
ペットロスの中には、動物以外への悲しみも影響しているのではないかと思い、グリーフ・ペットロス両方の受講を決めました。
まず昨年秋に、ペットロス専門士養成コース(ベーシック)を受講。大変勉強になったのはもちろんですが、自身のペットロスと向き合うことになり、正直きつく感じる場面もありました。
グリーフ専門士を続けて学ぼうと決めていたのに、なんだかんだ理由を作り、申し込むことに躊躇していたのも事実です。
しかし友人の励ましと、今年春 精神的に頼りにしていた叔父が亡くなったこと。そして仕事の区切りもあり、今が学びのタイミングだと感じ申し込みました。

参加してどのように感じましたか。心に残ったことを3つあげてください。
1)真剣な学びの場であると同時に、居心地の良さを感じています。
講師・サポートの方の進め方はもちろん、他受講生の様々な体験をから出る発言や無音の時間も圧迫感を感じません。
そこで感じた思いは、じんわりと胸にとどまり、1人でいる時にふと思い浮かぶことが多いです。 
2)様々なグリーフがあることを、改めて感じています。
私が経験していないこと、今後も経験するかわからないこと、講座中にたくさん伺います。比較的“遠い話“も胸に響いて、目頭が熱くなることが何度もありました。「話を聞く」という日常の行為が、敬聴を意識するだけでこんなにも沁みるのかという
驚きでもあります。
3)忘れていた心の奥の古傷が、しっかり残っていることを毎回実感しています。
また子供の頃、周囲の大人に掛けられていた言葉や態度が、何十年か振りによみがえってきたこともありました。
学びの前に進む力と、子供の頃の自分に戻る力。両方に引っ張られているような、不思議な感覚になります。
今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
アニマルコミュニケーターとして、動物たちの想いを飼い主さんへ伝える。
ペットロス専門士グリーフ専門士として、飼い主さんに思いを語っていただく。
部分的に相反している二つを使って、心に寄り添える仕事が出来ればと思っています。
具体的なビジョンはまだ見えていませんが、さらに学びを進めながら模索していきたいで
す。
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