受講生の声

長野県 新井つねみさんグリーフ専門士/ペットロス専門士養成コース(共通アドバンス)

アドバンスコースで特に心に残ったことを3つあげてください。
1.ステイトを合わせる、私のことを感じようとそばにいてくれる人がいたということ
相手のことを感じ、合わせることがとても重要であると学んだが、演習の際、必要以上に小声になってしまい、聞き返されたり、相手が合わせてくれると、とても話しやすかったりした。まずは、ステイトを合わせることが重要で、ぜひ行いたいと思った。
2.ダギーセンター、子どものグリーフの大切さ
ちょうど若い患者さんで、ターミナルの方がいた。娘さんは大学1年と小5。私は事前準備の必要性を感じているが、患者さんにはなかなか受け入れてもらえなかった。そこで、今回学んだことを生かし、キーパーソンの実姉と相談し、できうる対策を考え、ティーンの娘には役割を持ってもらおう、小5にはあなたは大切な子どもだよと、感じられるように対応するように考えた。「あのね…」キーフレーズがあった。そして、大人の声かけ1つで子どもの反応が変化するのを目の当たりにした。残念なことに先日亡くなってしまったので、今後どうかかわっていくか、キーパーソンと相談していきたい。
3.再会セラピー
きつかった。難しかった。私がこんな大切なことを聞いてしまってよかったのかしら。私は、こんなことに縛られていたんだ。聞く方も話す方もしんどかったけれど、自分の奥底にあるものに向き合えた気がした。上手に進められなくてごめんなさい、という感じだったので、今後しっかりトレーニングしなくてはいけないと思った。
今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
グリーフというと死別の意味が大きいと思うが、職場上患者が亡くなってしまうとなかなか病院へは来られず会うことができない。しかし、BSCになり療養場所を考えるときになって見放された思いを語る患者家族が少なくないことから、患者にはどう生き抜きたいか、家族にはどう支えたいか提案できたらと思う。また、家族にはお話が聞けるので、訪ねてきてほしいことを伝えたい。
アドバンスコースをベーシック受講生に勧めるとしたら、どのように伝えたいですか
グリーフという心の奥に触れる作業であることから、自分が深く理解し、心に落とし込むことが必要になる。そのためアドバンスではいくつかの手法を体験することで、自分の心の奥にあったものに気づく経験ができた。日常やテキスト、本ではなかなか感じることのできない深い感覚を学ぶことができた。
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