受講生の声

長野県 A.Aさんグリーフ専門士/ペットロス専門士養成コース(共通アドバンス)

アドバンスコースで特に心に残ったことを 3 つあげてください。
1) 専門的かつ具体的な内容
流産、死産が認知されにくいグリーフでありながら問題が長期化深刻化しやすいことや子供の死に対する概念など、私自身も医療者でそれぞれの分野について学ぶ機会には恵まれてきたが、、この講座ではそれぞれの概念や具体的ケアなどが大変分かりやすく学ぶことができました。また学ぶだけでなく、それを実践で取り入れたくなる内容が沢山あった事も大きな収穫でした。
2) 支援者として自分自身を知る機会となった
人の支援をすることばかりを考え、自分の事を振り返る機会を持って来なかったので、この講座で人に話をする機会が得られ、自分の考え方などを知る大きな機会となりました。人を支えるにはまず自分の過去や今の状況もよく理解した上で支援者として活動していく必要性を実感しました。
3) グリーフケアを学ぶ仲間の存在
ベーシックコース、アドバンスコースともに受講し、哀しみに寄り添う仲間が沢山いることに感動しました。病院や病棟の単位ではできることが限られているので、これからも専門士協会や仲間の力を借りて、目の前の哀しみで前に進むことの出来ない方々の良き同行者になること、この受講をきっかけに気持ちを新たにしました。また、受講の最後で井手先生がおっしゃった「自分にしか届かない言葉がある」という言葉も大変大きな学びとなりました。グリーフケアは高い位置から講話のように語るのでは
なく、身近な人がそれを必要とするそのタイミングで信頼に足る人が伝えていくことの大切さを学びました。これから出会う多くの方々にこの事が伝わるように私も努力していきたいと思います。
今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
1)支援者としてまずは日々の臨床で患者さんのご家族への支援していきたいです。
2)緩和ケア病棟のスタッフを対象に子供のグリーフケアについて職場会で講義し、チームのみんなで正しいい概念を持ってケアを実践していこうと思います。
3)長期的な取り組みになりますが、グリーフケアを必要とする方が分かりやすい方法でケアを受けることができるように、院内でグリーフケア外来の開設を目指していきたいです。そのためにも病院の幹部にグリーフケアの必要性を伝えていくことから始めます。
アドバンスコースをベーシック受講生に勧めるとしたら、どのように伝えたいですか
グリーフケアをより専門的に様々な理論や概念をわかりやすく学ぶことができ、実践に活かせる講座です。短期間でこれほど効率よくグリーフケアを学べる機会はなかなかありません。
一人で哀しみを抱える方々の良き同行者になれるように一緒に学んでいきましょう。
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