受講生の声

静岡県 山下啓代さんグリーフ専門士/ペットロス専門士養成コース(共通アドバンス)

講座に参加してどのように感じましたか。特に心に残ったことを3つあげてください。
・ペリネイタルグリーフという言葉を初めて知りました。赤ちゃんを死産で亡くした知人友人がいない為、かける言葉のワークでなんと声をかけてあげたらいいのか、、、まったく出てこなかったことが正直ショックだった。そのような方の思いや考え方(赤ちゃんがいたのだという事実など)を尊重し、優しい言葉かけや関わり方が学べたことはとてもよかった。
・親を亡くした子どもたちは、深い哀しみの中にいるときにも自分なりにグリーフワークをしているということ→それを見守り関わり続ける覚悟について
・再会セラピーを体験できたこと。→なんとも言えない不思議な体験だった。会いたい人に会えてとてもよかった。
今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
死別に関わらず、特に愛情をかけてもらえていない子ども達(ネグレクトや虐待など)の不安な気持ちを受け止めたいと考えています。地元(磐田市)では、そういったことを吐き出す場がまだまだ十分ではないと思うのでそんな場を行政などにも働きかけ、作っていけたらと思います。(子どもだけではなく、グリーフカフェやわかちあいの会のような場もないと思うのでそのような場が作れたらなと…)と同時に、こころの健康にはからだの健康も関係しているということを踏まえた上で、食育指導士の立場から「食の大切さ」についても伝えていけたらと考えています。家族で食卓を囲むことの大切さなども。孤食の子どもたちがとても多いので、こども食堂のような場で心のケアができたらいいな…とも。時間をかけ、信頼関係を築いたうえで、死生観についても、例えばおばあちゃんが孫に話かけるような雰囲気で優しく伝えていけたら尚いいなぁと思っています。
アドバンスコースをベーシック受講生に勧めるとしたら、どのように伝えたいですか
・ベーシックでは体感できないことが山盛りに詰まっています。ワークもより深い所を観るようになり、自身のグリーフとさらに向き合うことになります。苦しいと感じることもありますが、しっかり向き合うことで人と人とが関わり繋がる上で(生きていく上で)大切で必要なことが学べると思います。ワークを通して何度も自身の体験を敬聴していただけることで、気持ちは前向きになっていくことを実感しています。いつの間にか、グリーフのスパイラルでいうところの「再生」に少しずつ向かっていることに気づきました。人に寄り添っていきたい、人の為に生きたいという人は受けたほうがいいと思います。
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