千葉県 E.Kさんグリーフ専門士/ペットロス専門士養成コース(共通アドバンス)
- 講座に参加してどのように感じましたか。特に心に残ったことを3つあげてください
- ①敬話敬聴を学び、ひたすら相手の話を聴くことが、相手の癒しにつながることを実感しました。教員として常に「提案型」の相談者であったので、敬話敬聴の技法や考え方を普段の生徒との対話にも取り入れることで、「話しやすい」相談相手になれるのではと思っています。
②子どもを失ったグリーフを抱えて生きてきました。自分の「陰」の部分として受け入れ、ともに生きる覚悟でいましたが、この講座で自分のグリーフについて語り、他の受講生の方のグリーフにも触れているうちに、自分のグリーフが決して「陰」ではないことに気づきました。自分がグリーフを抱えているからこそ、相手を癒すこともできると知り、「光」でもあることに気づきました。
③再会セラピーは、不思議な体験でした。催眠状態というわけではなく、自分の話していることは全て分かっていたのですが、本当に目の前に娘がいるような気持ちになれました。セラピーを受ける前は、失った悲しみを語るつもりでしたが、結果的には娘に出会えた幸せ、母になれた喜びを伝えていました。娘からは私の子どもに生まれて良かったと言ってもらえました。講座が進むにつれて、自分自身の癒しも進んでいるのを感じていましたが、再会セラピーによって、大きく癒されたと思います。
- 今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
- 日々接している思春期の子どもたちは、とても繊細で傷つきやすいので、「死別」でなくとも、喪失に近い体験をする場合があります。それにいち早く気づき、寄り添うことができたらと思っています。
また、これまでも、子どもを育てる上で、または家庭生活を営む上で困難にぶつかっている保護者に対して、「問題を解決することはできないけれど、話を聴くことはできますよ」と言ってきましたが、さらに自信を持ってそのように言うことができるように思います。