受講生の声

講座に参加してどのように感じましたか。特に心に残ったことを3つあげてください

① 講座では、暖かい方達とご一緒できたことが何より楽しく、ありがたい時間でした。私は、自分のグリーフについて、今まで表面的なこと、つまり起こった事実は話せましたが、どうしても自分の心の中の核心の部分が話せません。どのように哀しいのか、何が残念なのか、という気持ちが話せません。しかしこのメンバーなら少しずつ話せるように思えました。どのような場が心の奥底の感情を表せられるのか、というのが少し理解できました。それは、どのように話しても、受け止めてくれる事、感情を出しても相手にどう思われるのか気を使わなくていいこと、そして話すとホッすることです。
② 自死は、印象深いテーマでした。兄の自死については、残念でなりません。そして最後に見た姿が忘れられません。また兄を失った両親が、心も身体もボロボロになっていくのを見ているのは、本当に辛かったです。よって自死の学びは勇気が要りました。自死に向き合うのが怖いからです。でも皆様のおかげで冷静に講義を受けることができました。薬局でも、死にたいと言葉にされる患者さんが沢山いらっしゃいます。今回学んだ対応を薬局でも活かしていきたいと思います。
③ 早期回想は、皆さんの物語を伺うことができたので、とても印象に残っています。ただ、まだ慣れていないので、なんとなくぎこちないです。小さな子供の頃の行動、思いというのは現在のその人のあり方に繋がっているのは、わかりました。また小さな頃の出来事や思いを聴くというのは、話されている方が次から次へと沢山思い出されて、一生懸命に語られる姿が、とてもよかったです。小さな頃の思い出には色々な思いが詰まっており、発見の多い手法だと思いました。

今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。

薬局では、家族を亡くされたご家族の方がご挨拶にいらっしゃいます。沢山お話しされたいことがあるご様子ですが、場所と時間の制約で十分お話が伺えず、いつも残念に思っています。別途時間をとって、残された患者さんのご家族の想いに寄り添いたいと思っています。
そのほか、どのように活かせるのか考え中です。
兵庫県で、グリーフケアカフェを開催したいのですが、どなたかいらっしゃいましたら、ご一緒したいと、思っています。

マスターコースをアドバンス受講生に勧めるとしたら、どのように伝えたいですか

現代は、情報化社会になり、気候も人間のあり方も不安定な時代です（例：自然災害、芸能人の自殺報道など）そんな時、グリーフを学んだあなたが、困った時にすぐに手を差し伸べられるようになるには、マスターコースの学びは必須だと思います。マスターコースでは、自死、自己、犯罪遺族の対応など具体的な対応が学べます。是非、ご自身のためそして周囲の方のためにグリーフの学びを深めて、私たちと一緒に暖かい社会をつくりませんか？ちなみに私はお日様のようにポカポカした暖かさを、哀しんでおられる方に感じていただきたいと思って、グリーフの学びを続けて居ます。