愛知県 S.Sさんグリーフ専門士/ペットロス専門士養成コース(共通マスター)
- 座に参加してどのように感じましたか。特に心に残ったことを3つあげてください
- 1) アートセラピー~ライフスタイル診断~早期回想(MVP)
久しぶりのアートセラピーに心がときめくのを感じた。参加者の方の絵を見せてもらい深い哀しみを共有した。講座が終わってみれば、アートセラピーからの連続に、ライフスタイル診断があり早期回想へと繋がっており、その壮大な流れを体験できた。
2) 複雑なグリーフ~持続性複雑死別障害
自殺以外は通常の臨床ではあまり遭遇することのない事故死や犯罪について、講義を聞いて想像しているだけでも痛ましかった。特に事故も犯罪も相手への怒りや敵意の感情のスケールは計り知れず、臨床家として安易に扱うことができないように思った。アドバンスまではグリーフは病気ではないという概念で過ごしてきたが、複雑性悲嘆も病気ではないにしても「持続性複雑死別障害」としてはDSM-5の診断基準が設けられている知見を得る機会となった。
3) 自殺の対人関係論から支援を考察する~死の対話の基本
リアルな対話を講義で聴いて、自分自身にはもっと崖っ縁の覚悟が必要だと認識させられた。「自分を否定せず最後までごまかさずに聞いてくれた体験は何かに生きる、相手の気持ちを変えようとせず相手の本当の気持ちを聞けたとき、何かが起こる」と教えて頂いた言葉が心に残っている。
- 今回の学びをこれからどのように活かしたいですか。
- グリーフ症例に遭遇した際にはその都度テキストを復習し、折角の学びを生かした対応をして行きたい。その積み重ねを継続し、病院の緩和ケアであっても開業カウンセリングいずれであっても、人が生きている限り世の中には限りなくたくさんのグリーフが存在していると思うので、潜在的な隠れたグリーフにも気づけるようになって、敢えて身構えることなく自身のグリーフスキルの引出しを開け自然に対応できるようになって行きたい。
- マスターコースをアドバンス受講生に勧めるとしたら、どのように伝えたいですか
- 井手代表の掛け替えのない貴重な臨床経験が山盛りリアルに体験できます。ディープにエンパワーメントされます。グリーフを極めたい方はマスターコース、是非おすすめです!