兵庫県 I.Nさんペットロス専門士養成コース(ベーシック)
- どうしてグリーフケアスクール(専門士養成コース)に参加したいと思われましたか
- 家族を失うたびに、自分の生き方を何度も見直しました。そして昨年、愛犬を失ってどうしようもなくなり、すべての事がどうでもよくなりました。しかしもう1回立ち直ろうと思い、また生き方を見直しました。その先にグリーフケアがありました。
家族のことと、愛犬の事を下記に記入いたします。(年齢は私の年齢です)
29歳 一緒に暮らしていた祖母が悪性リンパ腫、認知症を患い80歳で他界
39歳 兄が自死、家族及び仕事の問題、身体の病気、アルコール依存症を抱え42歳で他界
51歳 主人が夜中に突然倒れて即死。死因は脳出血。持病は特になし。54歳で他界、
54歳 父が腫瘍の手術を行った8時間後に血栓が心臓につまり死亡。86歳で他界(手術は成功)
57歳 愛犬が7歳で脳腫瘍。手術後、胃瘻、失声、歩行困難、誤嚥性肺炎の後遺症で24時間の介護。術後3か月後、発作で他界
- 参加してどのように感じましたか。心に残ったことを3つあげてください。
- ①息子(兄)を失った両親をみて私が頑張らないといけないと思ってきましたが、ようやく苦しかった自分を受け入れようと思い始めました。
②グリーフについては、本を色々と読みました。救われたこともありましたが、やはり直接人にふれあってこそ人は救われると思いました。
③主人が亡くなったとき、主人の会社の方が会社専属のカウンセリングの予約を取ってくれました。カウンセラーは、臨床心理士なのか民間の資格の方か、わかりません。よくわからないままカウンセリングを受けてしまい、ものすごく疲弊してしまいました。優しく対応はしていただきましたが、時々話すのをやめようかと思いました。今思えば、マニュアルのように質問されたことに抵抗があったようです。敬話、敬聴の大切さを心底感じます。
- 今回の学びをこれからどのように活かしたいですか
- 自分の軸というか自分の使命は「表現する」事だと思っています。悲しみの中にいる方々、今後どうしたらいいのかわからない方々に、グリーフケアの存在を知っていただきたい。いろいろなところでグリーフケアの存在をお伝えできれば思います。またペットロスで、周囲に理解されず、苦しんでいる方もたくさんいます。そんな方々にも知っていただきたい。そして看取り前からのかかわりも大切にしたいです。