ペットロス専門士養成コース (ベーシック) Petloss Care Basic
講座概要
ペットを家族同様に大切な存在として共に暮らす飼い主が多い現在、
死別による哀しみは人との別れ以上に大きいと感じる方も増えています。
ペットとの別れの後に私たちの心や体にはどのような変化が生じるのか。
安楽死、葬儀、供養などの具体的な事例や課題にも触れながら、
ペットロスを理解し寄り添うための行動ができるようになるコースです。
講座内容
DAY.1
ペットロスの基本概念
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ペットロスとグリーフの基本概念
悲嘆の定義と死別
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多様な悲嘆と喪失の様態
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ペットロスとペットロス症候群
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専門士としての倫理
日本グリーフ専門士協会 倫理綱領
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グリーフケアの実践における基本原則
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同行者としての意義と役割
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敬話敬聴の理解と実践①
「敬」の精神
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敬話の2S(Slow/Soft)
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敬聴の2S(Silence/Special)
DAY.2
ペットロスの背景への理解
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ペットロスの影響と関わり
ペットロスの5つの影響
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ノーマライズの理解
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ペットロスに影響を与える7つの媒介要因
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喪の過程を理解する
グリーフとモーニング
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喪の過程における語ることの意味
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沈黙の尊重
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敬話敬聴の理解と実践②
敬話の3S(Slow/Soft/Sincere)
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敬聴の3S(Silence/Special/State)
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敬話の3S 敬聴の3Sの関係性
DAY.3
看取りや供養に対する理解と支援 /安楽死
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終末期(看取り)の支援
予期悲嘆への対応
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看取りに対する支援
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飼い主の負担軽減に対する支援
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安楽死の理解と支援
安楽死の捉え方
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安楽死の決断を迫られた飼い主心理
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安楽死による看取りに対するサポート
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ペットの供養
火葬の方法
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納骨・供養の方法
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「虹の橋」による死生観の検討
DAY.4
悲嘆理論と心理変容の可能性/セルフケア/具体的なサポート
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悲嘆理論と心理変容の可能性
愛着理論とグリーフ
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悲嘆の心理変容の可能性
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4つの心理局面における関わり
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グリーフケアと支援者自身のケア
支援者自身のケア
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セルフケア
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セルフケアの重要性
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具体的なサポートの検討
お悔やみの伝え方
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喪の作業の共有
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情報提供によるサポート
全4日間 / 合計18時間(※課題実施時間含む)
受講料
50,000円(税込55,000円)
→ サイト利用登録者:特別受講料 45,000円(税込49,500円)
※オンライン(ZOOM)受講です。お顔を出してのご受講をお願いいたします。
※安全なご受講を考慮し、心療内科などへ通院、又は精神面における服薬をされている時期は、原則ご参加を見合わせていただいています。
※基準を満たした課題の提出をもって資格認定となります。(「ペットロス専門士」の名称を使用して活動される場合は会員登録が必要です)
*講座終了時間は、進行状況により若干長引く場合があります。
講座担当

公認心理師:幼少期の喪失体験から悲嘆支援に関心をもち、協会を発足。心理臨床の視点からグリーフケアに取り組む。

獣医師:母、愛犬との死別体験から、身をもって感じたグリーフケアの大切さ。心に寄り添うグリーフケアを志す。